「教える」を仕事にする人のための、
伝わる集客ツールデザイナー、マキコです。
今回は、講座やセミナー、ワークショップ、イベントの集客チラシを作りたい講師の方向けに!
満員御礼チラシを作るためのコツ!として、デザイン前の下ごしらえ!準備について、徹底解説していきます。
さて、講座をやるのでチラシを作りたい!と依頼をいただいて、よくあるのが、チラシを作るのに必要な内容がそろっていない、ということ。
誰に向けた、どんな悩みが解決される講座やワークショップなのか?というのが、はっきりしていないことも、とても多いんです。
チラシデザインて、いくらでも人目を引くイラストや写真、色を使い、おしゃれな感じを出すことができてしまいます。
しかし、それでは中身は構わない、ただパッケージをおしゃれに、口当たりよくしたものに過ぎないのです。
もう、これだけいろんなものがある時代で、そんなものに人は興味を示さないし行こうとも思いません。
そして、とうとうと流れる、情報の大河の一滴となってしまう。。。
そうならないためには、一番大事なのはチラシを作る前に!前にですよ!
講座の中身をハッキリさせておくこと!
実際掲載する文字だけでなく、文字にはしないけれどこんな想いがある、というところ、その見えないところが鍵なんです!
逆にね、ここがしっかりと創れてさえいれば、本当にシンプルなデザインでも「伝わる=満員御礼を引き起こす」ことが可能なチラシが作れます。
地味だからね、ここを飛ばしたくなっちゃう気持ちもわかる!
しかし、これだけはなんとか踏ん張って、取りかかってからにしてーーー。
その、大事な中身をハッキリさせるためのチェックリストもご用意しましたから。
ぜひ、満員御礼チラシをつくりあげるためにも!
では、レッツゴーです♪
集客チラシではなく満員御礼チラシを作る!
わたしも、集客チラシという言葉を使ってはいるものの、この「集客」という言葉、なかなか曲者です。
できればね、私もあまり使いたくない言葉。
でも、この言葉で検索される方がおおいので、使っています。集客に悩んで検索される人の役に立ちたいしね!あはは(//∇//)
でもね、「満員御礼チラシ」のほうが、たぶん私たちのシステム(ココロ・カラダ・メンタル・マインド・感情・エネルギーという複雑な仕組み)への影響もいいはずなのです!
集客という言葉で見えなくなるもの
集客という言葉って、なんだか「足りないところに集める」的な感じや、「積極的に集める」「ゲットする」という「狩猟」的なイメージ感じませんか?
さらには、「あまり興味がない人の興味を惹いて来てもらう」「良さを人に売り込んできてもらう」「お得だと思ってきてもらう」
果ては「義理や情で来てもらう」なんていう、売りつける感じのイメージね。
こういうイメージがあるから、「集客苦手」「集客嫌い」という必要以上の集客アレルギーを起こしちゃうんだよね。
そういう集め方も実際ありますし、やりたいならそれでも構わないんだけれど、これね、本来やりたい集客じゃありませんよね。
特に、教えるということを仕事にする人にとっては。
そして実は、本来のセールスとも違うんです!これ、本当!!!
セールスの真の姿はクロージングなく売れてしまうこと!
そもそもクロージングが必要になってくること自体が違う!のだと、営業の神様クラスのセールスマンから聞きました、わたし。だからこれ、本当!
つまり、説得したりするものでは決してない、ということ。
だからうまくいかなかったり、効率悪かったり、気が進まなかったりするのは当たり前。
この「集めなきゃ!」「売らねば!」というべきねばモードで、なぜ理にかなってないことをしようとしちゃうのかというと、「恐れ」があるから。
「集客」という言葉は、どうしてもこの、誤ったべきねばモードの「恐れ」を刺激する言葉という気がするんです。
そして、無意識に自分に無理を強いる、気づかぬ圧力を生んでしまう。
なので、ぜひこの言葉でなく、違う言葉を使いましょうよ。
自分の無意識に働きかけ、システムがよりよく働く状態を作る「コトバ」を!
満員御礼チラシを作る!で行こう
「満員御礼」でどうですか?
「集客チラシ」の代わりに「満員御礼チラシ」
この言葉だって「ええ〜!満員にならなかったら恥ずかしい」などといった恐れのエネルギーは出現するものの、こちらの方がまだましかと思います。
人に言うわけじゃないんだから、いいんです。自分の心の中でそう思うだけ。
そして、この言葉を使うことで、考え方もちょっと変えてみたらいいなぁと思うのよ。
講座の集客、満員御礼になったらいいなぁ、って、みんな思ってるはずです。
よね?思ってますよね?じゃ、どのくらい思ってますか?
本当にそうなっちゃうかも!と本気で思ったことのある人は、どのくらいいるでしょう?
そこです。そこをね、違う考えを持ってほしいのですよ。
絶対になる!とか満員にする!とかだと、それもまた、べきねばモードが発動しちゃうのでね、軽くでいいので「満員御礼になっちゃうかも!」っていう考えも持っていただきたいんです。
無理に思い込もうとしなくていい、「お客さんくるかなぁ〜」「来ないかも〜〜〜」と考えるのと同じくらいの比率でかまいません。
それなら簡単でしょう?だって、未来のことなんですから、起こる確率は五分五分で、誰にも「こうなる!」なんて言えないはずです。
自分の可能性を、全て平等に扱うというだけの話ですよ。
「来ないかも?」というイヤーな未来予測の方だけを、それも起きて欲しくない方だけを強く心配していたら、運気だってそりゃそちらへ流れてしまいます。
「満員御礼を呼ぶチラシを創っちゃう」のだとワクワクしながら、ぜひ、このチラシづくり作業、すすめていったらね、その方が絶対いい効果がありますよ!
一番最初にできあがりの形を決める!
目的とするところから、決めていきます。
となると、最初に決めるべきことは、そう、印刷です。
チラシに必要な情報をチェックするリストのPDFはこちらからダウンロードしてくださいね。
ダウンロードしたPDFの中から、まず、「チラシについての情報リスト」を書くシートをご利用ください。
片面チラシか?両面チラシか?
両面がベターです。
情報がたくさん載せられるので、興味を持って知りたい人だけが知ればいいことを、裏面に持っていけます。
そうすることで、表はがっつりとアピールすることに専念できますね。
100枚刷って1500円くらいですし、あれば告知しなきゃ!という気持ちにもなるので、両面で、印刷に出すのがオススメ。
オモテ面はフルカラー。
ウラ面は、モノクロでも単一でもカラーでも。
家のプリンタで印刷するのなら片面になりますね。
スケジュール的に間に合わないとか、ネットでほぼ集客できるとか、渡す人が限られている場合、などのケースでしょうか。
載せるべきものをできるだけ整理して、問い合わせ後にお伝えすればいいものは思い切って外す、という作戦も片面の場合には必要になってきます。
載せるべき情報量が多くなるため、デザインが難しくなります。
デザインを簡単に済ませるためにも、できるだけ両面チラシを作ってください。
何枚印刷するか
新聞の折り込みとは使い方が違い、50枚〜100枚印刷して、相手を絞って渡していくという使い方がメインです。
定員が5〜10人、料金が5,000〜10,000円くらいの講座だとして、オススメするのは、両面印刷で100枚。
チラシを渡す人の顔があまり浮かばない、なんて場合は500枚くらいでもいい。
え?5、6人集めるのに100枚も?おおげさ!と思ったあなた。
人が講座にくる、集客ということを、簡単に考えすぎています。
そういう考えのままだと、5、6人の講座を満員にすることはかなわないですよ。
わたしも、実は散々やってきてしまったんですけどね、ヒーリングのセミナーやろうと思ってた時にね。
来なかったらどうしよう、と、思いながら、集客をナメてたわけです。え?そこまでやるの?って。
チラシをカフェに置いてもらえることになったんだけど。。。見ない見ない!
情報サイトに載せたんだけど。。。載せただけじゃ来ない来ない
フェイスブックにもブログにも載せたけど。。。来ない来ない!
エネルギーで呼ばれて。。。来ない来ない!
作ったりおいたり載せたりする「だけ」じゃ、ぜーったい来ないからね!甘い甘い!そこ勘違いしちゃダメよ!
そこまでやるから来るのだけど、はたからみていると、そういうのってガツガツしてる、と見えます。
そして、あそこまではやりたくないわ、ってどこかで思っちゃう。
で、当然そこまではやらないから、実際自分の講座には人が来ない。。。当然です。
よく考えれば当たり前のことがおきてるだけなんだけど、そこのあたりまえに気がつけないのね。
だからと言って、やりたくないのに、無理して我慢して、「コレくらいやらなきゃ!」ってやるのはもっとダメです。
このあたりの話は改めて書くわー(たぶん)。先取りして聞きたい人は、LINE@で質問して〜。
声かければ5、6人くらい集められる、というのなら、チラシ作らなくてもいいんですよ。
毎回そのくらい集められるのならば、次にやることがありますからね。チラシづくりじゃなくてね。
と、本筋に戻って、100枚印刷したチラシ、これを自分が渡せるところ、使える可能性のあるところを全部洗い出して、使い切りましょう。
自分の持つ、ある意味「販路」を徹底的に見つけ出し、手渡ししたり、お願いしたりして、使い切るのです。
どう使うか?
えー!?って思いませんでした?それってやらなくていいと思っていた営業じゃない!って。
だってそれをしないでいい、人が集まるのが集客ツールでしょ?って。
はい。ここも、私がずーっと勘違いしてたところです!
- まったくお誘いしなくても勝手に人が来るのが集客ツールだと。。。
- そういう仕掛けがなにかあるのだと。。。
- それを知らないから自分は集客できないのだと。。。
- で、そういうやり方を教えてくれるすっごいビジネス塾やコンサルがいるんだと。。。
こう、はっきりと思ってたわけじゃないんだけど、自分の行動を振り返ると、そういうことを信じてたんだと気づいたわけなのですが。
そんな魔法はないからね〜!目を覚まそ〜ね〜!!
情熱を持って、効果的なツールを使って「お誘いするから」来る!んです。
あなたが!誘わなかったら、動かなかったら誰も来ません。
紹介してもらう、ってのもね、あなたが動くからそれにひかされて紹介してくれたり、あなたが相手のことを紹介してあげるから、向こうも紹介してくれたりするんです。
これはSNSでも同じこと!本当に何もしないで、なんとなく情報発信してる風、で集客できるなんて、絶対にありませんから!
そんなすっげぇ魔法の方法がどこかにある!と思っていると、ビジネス塾ジプシー&コンサルジプシーになっちゃうから、気をつけてね!
チラシを100枚印刷したら、自分の行動範囲を隅々まで見回して、なんとか配るところはないか?探しだします。
もちろんその他に、SNSやブログで画像使って宣伝します。
そういった、あなたの情報を見てもらえる人や場、つながりという「資産」を、誰でもある程度、すでに持っているんです。
それを掘り起こして、誠実に使う。レッスンやセッションをする人のビジネスの第一歩はそれです。
チラシは、その最初の一歩にとても適したツールなのです。
集客テクニックは、そういうの販路に新しいやりかたで働きかける方法だったり、よりたくさん掘り起こす方法だったり、ちょっと加速させるしくみだったりします。
でも、それすらも、自分の資産を使いきる、声をかけるという基本の上になりたちます。
満員御礼チラシはそれを、やらなきゃ、ではなく、ワクワクできるように後押ししてくれるというだけのこと。
お誘いしないでいいわけではありません。
自分が今持っている資産を使い切る、という体験をすること、使い切って満員御礼という成功体験をすること!
これが、仕事を始めた最初の頃は、特にすっごく大切です。
これ、やらないと仕事にはなっていきませんからね〜。
チェックリストには、
- 渡せる人リスト
- 送る人リスト
- 置いてもらう場所リスト
- メッセージやメールでお誘いする人リスト
- 配る機会・イベント
を書く欄を用意しましたので、しっかり書き込んでいってください。
チラシは、狙い撃ちするためのツール!
そう、チラシは、講座・ワークショップをする人たちにとっては、狙い撃ちするためのツールとも言えます。
新聞などの折込チラシは、まったく使い方が違うので、1回の折込チラシの反応率が0.01%と聞いて、チラシってダメなんだ、と、勘違いしないようにね!
わたしたちは、実際に、自分が渡せる人、送れる団体や場所、置いてもらえるところをリストアップして、実際にお渡しし、お誘いするのに使うのです。
チラシを渡した人に、お友達を誘ってもらいたいと思うならば、自分も同じようにそのお友達のイベントやレッスンに自分の知り合いを誘ってあげるということをする人である必要がありますね。
置きチラシなどは、そこからの申し込みはまず来ないものと考えましょう。
コンサートの挟み込みチラシなども、残念ながら1000枚配っても効果はまずない、と考えたほうが無難です。
運良く興味を持ってくれる人に見てもらい、何年か経って「あのとき何処そこで見たんですよ〜」みたいな、そういう風船に手紙をつけて飛ばすようなね(笑)
そのくらいの「いつか誰かに♪」というチラシが招いてくれる出会いが、あったらいいよね!くらいの気持ちでね。
自分が渡す場合は、無意識で渡すべき人・渡す必要のない人を、自分の経験やその人との歴史から、はじきだしているはず!
この人来るかな?来ないかな?っていう判断を、自分の中でして、選んでから渡すし、さらに関係性がすでにある、からこそ、反応率がグッとアップするわけです。
チラシ文言事前チェックリスト・オモテ面
デザイン前の準備、それは、お料理でいう材料を揃えるとか、下ごしらえするのとおんなじ。
チラシに入れる実際の文言(もんごん〜一字一句のテキストのこと)と、実際には記載しないけれども一番肝心な魂、ココロ、とでもいうようなもの、それをしっかり事前に考えるからこそ、シンプルなデザインでも伝わるという、デザインとの相乗効果が起こるのです。
では、チェックリストに沿って、中身を書いていきましょう。
ダウンロードしたPDFの中から、「チラシ文言事前チェックリスト」のシートをご利用ください。
チラシにそのまま載せられるテキストの状態で書いていってくださいね。
オモテ面の使命、それは、人の興味を惹くこと!
自分に関係があるんだ!ということに気づいてもらうために、情報を厳選し、訴えかけます。
講座タイトル・キャッチフレーズ
誰がどう変わることができる講座・ワークショップ・セミナーなのかを表したタイトルをつける!これが鉄則です。
間違っても「音楽家のための体の使い方」とかはダメ、ダメですよ!だってわからないし、埋もれちゃうからね!
講座・ワークショップ・セミナータイトルのつけ方は、こちらの記事を参考にどうぞ
どんな人にオススメか?
これ、はっきり書きましょう。こういうの書くのってなんかダサい気がするけど、それで「自分のことだ!」と思ってくれるんだから、やるっきゃないね。
あなたが提供する解決策が役に立つ、悩みを持っている人なわけですが、その人たちが、普段それを、なんて言う言葉や言い回しを使って悩んでいるか?を思い出してください。
あるいは、アンケートで聞いたり、ネット検索で調べるのもいいでしょう。
その言葉をそのまま使うのがオススメです。
- 「ライヴの翌日はいつも身体や腰がしんどい」
- 「いつもまぐれでしか高音が当たらない」
- 「人前で緊張して実力が発揮できない」
とか、そのまま使えます。
うわ!これ自分のことだ!と思ってもらえたらオッケーです。
講座を受けるとどうなれるか?
どんな人にオススメか?で書いた、「こんなことに悩んでいる人」が、講座を受けることでどうなれるか?を書きます。
そのお悩みがどうなるか?ですよ。
ラクになる、楽しくなる、では、つたわりませんからねー。
自分が昔実感したフィーリングを書いちゃうことがあるんだけれど、フィーリングは人とその時によって違いますからね。
どうなったのか?を説明して、それを想像してもらうことで、そうなりたい!と思う。それが大事なのです。
さきほどの例ならばこんな感じでしょうか。
- 「長時間のリハの後でも疲れない」
- 「音域を気にせずやりたい曲を選べる」
- 「人目を気にせず、演奏に集中できる」
悩みをそのまま、こうなれる!と書くよりは、そうなりたい情景を想像できる表現にするのがいいです。
講座内容
「どんな悩みを持った人が、何をすることによって、どんなふうになれる講座」なのかということが、チラシオモテ面でわかる必要があります。
ここでかくのは、この中の「何をすることによって」かという部分ですね。
よくあるのが「アレクサンダー・テクニークを使って」とかいう言葉。
わからないよねぇ、何をやるのかねぇ〜。
ここも、何をするのかを具体的に想像してもらう必要があるのです。なので、わかりやすく。
5年生でもわかる言葉でかけ、ってよく言いますよね。
想像するから、その結果も自分から想像が生まれて、興味がわく、これが自然な順番です。
ここでも、自分で想像することが大事なので、その手がかりをしっかり手渡すわけです。
たとえば、
「講座を受けることで、楽しく勉強できるようになります」
これでは、イマイチピンとこないでしょ?楽しいのポイントや種類もわからない。曖昧です。
「講座に来ると、いつ見返しても理解できるノートの取り方が身につき、勉強が楽しくなります」
想像しやすいでしょ?楽しいの度合いもどんな楽しいなのか?が絞られてイメージしやすい。
そして、「自分にもできそう、変われそう!」って思うでしょ?これ、テストに出るくらい大事なポイント!!!
どんなことをするのか?レッスン形式なのか?講義式なのか?動くのか?座学なのか?
そういった内容も、わかるようにしておくと、自分が受けている状態を想像することができます。
オモテ面ではこの要約を書き、ウラ面では、しっかりと講座内容を書く、という感じで、二回書いてもいいでしょう。
主催・共催
これ、どこか団体が主催の場合、いれなくてはならないことがあるので書いてあります。
だれかをゲスト講師として呼ぶ、という場合にも、ここに書いておいてください。
あなた個人で、一人でやるのだとしても、いったい誰がこの内容と告知に責任を持っているのか、をハッキリと意識するために、自分の名前、書いておきましょう。
これ、意識することはものすごく講座をやる上で、また告知にとって重要です。
日程、時間
開催が年末年始などは、迷わないように年号をいれた方が親切ですよね。
そして時間は、何時から何時まで、と、所要時間がわかるように記載するのが、これも親切。
開場・受付時間
これは、早く来られる方がいらしたり、会場を借りている場合などは時間制限などあったりするので、明記しておくのが安全です。
お客様が待つことになったとしても、ただ待たされるのと、時間がわかっていて自分で待つと決めるのでは、主催側に対する心象も違うはずです。
講座に集中してもらうための配慮の一つでもありますね。
会場
会場を借りる場合は、正式名称をホームページなどで確認して記載するようにしましょう。
通称で書いてしまって、ちょっとの違いなのにマップのアプリで検索できない、なんてこともありますから。
住所やマップは、裏へ入れましょう
また、申し込みしてくださった方にのみ会場の詳細をお知らせする、ということも最近は多いですね。
問い合わせ先、申し込み先、申し込みQRコード
これが、チラシのオモテ面で一番大事な情報です。
申し込み先のみでもいいでしょう。いくつか選択肢があると親切ですが、迷わせないように!
メール、電話、QRコードなど、できれば、1アクションで申し込みができるのがベター。
電話やメールなどは担当者の名前も必要ですね。よみづらい名前はフリガナも。あるいはひらがなで表記を。
手間が増えるごとに面倒くさいと感じ、あとで、と離脱してしまう可能性もありますから。
自分が対象としているお客様がどんな方法を好むのか?どんな方法が便利なのか?を、調べてくださいね。
講師&ゲスト講師の名前・肩書き
これ、自分主催の場合など、意外と忘れてしまって、「で、いったい誰が講師なの?」ということがありますから、きちんと書きましょう、肩書きもです。
よみづらい漢字の場合には、ふりがなを入れるのもいいかも。
講師&ゲスト講師のプロフィール
本当にケースバイケースですが、120文字くらいが基本ですね。
オモテは肩書きまでで、プロフィールや講師のストーリーはウラに、というのもありです。
講座、ワークショップの講師として、信頼できる、納得できる、安心できる、そういった情報を厳選して文章を作ってください。
正しく全ての情報を載せるのが効果的とは限りません。
たとえば、賞をたくさんもらっているとしたら、経験がありそう、と頼もしく思うかもしれない反面、できない人の気持ちはわからなそう、と思うこともあるかもしれません。
どう感じる人をこの講座に呼びたいのか?というところから考えてみてくださいね。
プロフィール写真
きちんと講師の顔を出すことは、安心感につながります。
そして、手渡しする時のポイントも、その人の写真が大きく載っている、というのが信頼感、安心感に繋がるのです。
大きく、明るく、雰囲気がしっかりわかるものを準備しましょう。
フェイスブックのプロフィールや、ホームページ、SNSの写真と同じものがベスト。
もちろん、笑顔の写真を選んでね。
イメージ素材の準備、写真・イラスト
ここには、何をイメージしてもらうための素材を探すか、どんな効果を狙うか?どんな印象を与えたいか?を、書いておいてください。
フリー素材などを探す場合は特に、それに沿って探すことを意識しないと、つい、かわいさや綺麗さ、お洒落さに惹かれ、自分の趣味で選んでしまうので、それを防ぐためです。
何回めかの講座になるのならば、講座中の写真などもいれて、講座の雰囲気がわかるようにするのもオススメです。
とくに、受講者、生徒さん、お客様の楽しそうな表情の映った写真などがいれられると、講座の雰囲気がわかるので、安心感を感じていただけますね。
写真の上手な知り合いや、カメラマンにたのんで、講座の途中の写真を撮ってもらう機会を作っておきましょう。(参加者のかたのOKをとってくださいね)
イラストを使う場合は、いくつも入れるのでなく、1種類くらいにしておいた方が無難。
もし、イラストをいくつか入れる場合は、画風や色合いを合わせ、雰囲気のバラツキがないように。
コレを載せることでどんな効果が得られるか?どんな印象を与えるか?を考えて選んでくださいね。
イラストや写真のテイスト、クオリティによっては、あなたの目的を邪魔したり、信頼感や安心感が下がったり、という使い方もできてしまいますから、ご注意を。
オススメのフリー素材・イラストサイトはこちら
チラシ文言事前チェックリスト・ウラ面
裏は、詳細情報一覧という感じですね。
オモテ面で興味を持った人が、もっと情報を知りたい、と思ってさらに読むのがウラ面です。
ウラ面は、実際に行くことを検討し始めた人向けに、しっかりと情報を提供してあげる面です。
お客様の声・感想
回数を重ねた講座やワークショップなら、お客様の感想があると、読んだ人の納得度が違ってきます。
その講座・ワークショップに参加する前にどんな状態でどんな気持ちで、それが参加することでどう変わったのか?ということがわかるお客様の声を掲載しましょう。
そのためには、そういうことを自然と書いてもらえるアンケートの作り方も工夫が必要になってくるので、これも、また改めてブログ記事にする予定です。
この講座をどんな人にオススメできるか?なども書いてもらってください。
スペースがあり、お客様のOKをもらえるのなら、本名と写真を使わせていただきましょう。
時間割、タイムスケジュール
長時間のもの、2日以上にわたるものは、講座内容と合わせ、タイムスケジュールを載せることも必要になってきます。
部分参加OKとか、入退出自由、1日のみ参加できる、などの断り書きも書いておくと、親切ですし、参加の機会を増やすことにもなります。
お昼をまたぐ場合には、ランチの都合なども、わかるようにしておくと親切です。
受講料、レッスン料
聴講生や、学生料金、または早割などを設定する場合もありますね。
また、何かをレンタルしてもらう場合、材料費が必要だったり、購入してもらう場合など、別料金になるものは断り書きを入れることが大事ですね。
個人でやるならば、当日のお金のやりとりは避けたい場合も多いですね。
当日支払いでいいのか、事前振り込みかの明記も、ここでしておくほうがよさそうならば、載せることを検討しましょう。
定員
他の人がどのくらいいるか、というのも、お客さまである参加者のかたが、講座の規模や雰囲気を予想する手がかりとなります。
少なめに設定しておいて、満員御礼で増席!なんていう演出をして遊ぶことも時にはいいかも。
但し書き、注意書き
講座内容によっては、
- 持ってきてもらうべきもの
- 服装の注意
- 着替えの場所の有無
など、書いておいた方が参加者の方が不安に思わない、迷わずに済む、ために必要なことは、しっかり載せるようにしましょう。
何を載せるか?載せないか?
これらを全部載せなくてはいけないわけではありません。
片面の場合は全部のせられませんし、申し込み後にお伝えすればいいこともあります。
何を載せるべきというのはほんとうに、その意図次第なんです。
そしてどのくらい参加する人のことの利便性や不安解消をしようと思って文章を書いたか、配慮したか、というのは、行間に現れるもの。
ぜひ、参加する人の気持ちになって、興味を持ってもらったあとに、いかに参加のハードルを下げるか?を考えて、項目や文言を作っていってくださいね。
ついでに載せておく?がダメな理由
メルマガやホームページのアドレス、インスタやツイッターのアドレスなど、つい載せたくなりますよね。
せっかくだから載せておこう!という気持ちだったら載せてはいけません。
このチラシの目的は、講座に申し込んでもらうというものです。
それにお誘いするために、見る人の前にサァーっと赤ジュータンを引いてエスコートする!それがチラシの役目なのです。
一つのチラシに対し、見た人に取ってほしい行動は一つ!申し込みをしてもらうことですね。
その行動をとろうとしているところに、余計な情報を乗せて、気を散らしたり、迷わせてはいけないのです!
よっぽど何か狙った効果があって、というのならば別ですが、これを載せて、これに興味を持ったらお客さんはどんな行動をするか?
その行動が、自分の目的を邪魔するものだったら、載せるべきではないのです。
決めておくべき講座の「ココロ」
さて、ここからは、チラシには実際書かない、でもハッキリさせておかないと絶対満員御礼にはできない!という超重要な部分を書き出して参りますよ。
ダウンロードしたPDFの中から、「講座に対する想い」を書くシートをご利用ください。
誰が主役?
さきほど、主催・共催で記した名前と、同じかもしれないし、違うかもしれません。
でも、誰かが何かの必要性や魅力を感じて「やろう!」と思った。
その、誰か、がこのチラシづくりやチラシを使っての告知活動を先頭切ってやる、のが大事。
絶対満員御礼にしてやる!っていう想いの強さが講座を、本当に満員御礼に導くカギとなります。
その思いをもって、行動するからこそ、人は動かされるのです。
また、あの人に紹介しようとか、チラシ置いてあげるよとか、引き寄せと言われるようなそういうラッキーなことも起きる。
これは、理屈や計算でなはく、こう「起きる」ものなんだよね。
関わる人がだーれも、この想いを持っていなかったとしたら、だれも先頭に立たなかったら?
どんなにいい内容の講座であっても、素晴らしい先生がきてくれたとしても、ぜーったい人は集まりません。
本当に本当に、そのくらい大事なところなので、しっかり確認して欲しいんです。人が何人か関わる場合は特にね!
誰が情熱を持って満員御礼まで講座を牽引するか?というところね。
では、次にその「どんな想いで?」というところも書き出していきましょう。
どんな想いがあるのか?
- どんなきっかけでやろうと思ったのか?
- どんな悩みを解消する役に立ちたいのか?
- 自分が講座を提供することで、参加者、お客さま、生徒さん、がどうなったらいいと思っているか?
そういった想いを語ってください。
チラシでお誘いするの、ちょっと大変だなーとか、本当に満員御礼にできるのかな?とか不安になった時
これを思い出すと、「やっぱり伝えたい!やりたい!頑張ろう!」と思えるような、前に踏み出せるような、そんな想いです。
そういった想いがもし見当たらないとしたら、その講座は自分にとって、やる意味があるのかどうか?受講する人にとって役に立つものなのかどうか?を一度自分自身に問いかけてみたほうがいいと思います。
やり抜くほどの想いがないのは悪いことではないのです、もっと想いを込めてやれるものがあるはずなんだから。
それを探して、それをやりましょう!
どんな人のためにこれを開催するのか?
- この講座を受けることが役に立つ人は誰でしょう?
- どんな悩みを持っている人でしょう?
- どんなことに困っている人でしょうか?
自分が、こんな時に役にたつよね!こんなに素敵なんです!すごいのよー!価値があるのよー!って思う講座をやっても、人に興味を持ってはもらえません。
それって、人ごとなんですね。あなたの想いしかない。
では、どんな講座だったら興味を持ってもらえるのか?
それは、相手の持っている問題や悩みを、講座を受けることで解決できるかもしれない、「自分も変われるかも!」と思える講座なんだ!ということがわかった時です。
お客様、生徒さんの悩み=望み、がファースト!なのです!!!
講座で何を提供することが、悩みの解決策になるのか?
これは、提供する知識の名前やテクニックの名前ではありません。
ナントカ法という名称でもありません。そういった、どれでも入れ替え可能なただの名称でなく、あなたが提供するものを、言葉にしたものです。
全く知らない人が、なにをやるかが想像できるもの、であることが大事です。
ヨガ、ピラティスなどだったら、ある程度のイメージがわきますが、逆に一般的な固定イメージがありすぎて、あなたのやりたいことが伝わらない、という可能性もあります。
あまり一般的に何をするのかイメージできない、ヒーリング、とか、アレクサンダー・テクニーク、とかだったら、何をやるのかが広すぎてさっぱりわかりません。
ちょっと厳しいかもしれませんが、こういった、とにかく曖昧な表現はダメです。
私たちは、人にものを伝えたいんだというところ、思い出してください。
例)としては、こんな感じでしょうか
× アレクサンダーテクニークを提供する。体の使い方を教える。
◯ 呼吸に関する知識や実際の呼吸を観察する方法。自分の身体のパフォーマンスがよりよく発揮できる思考法。実際のうごきを観察しての教師からの改善アドバイスを提供する。
このままだと堅苦しいけどね。具体的に何をするのか?
これなかなか言葉にできないところなんですが、これ、言葉にできたら伝わる度がぐっと増しますから、自分の言葉でチャレンジしつづけてね!
講座で悩みが解決した人に次にオススメできるものは?
講座で悩みが解決した人、しなかった人、その方達と、どうこの先お付き合いしていきますか?
こちらのために「またお金を払いにきてほしい」というのではなく、せっかくあなたの講座で解決の糸口を見つけた人が、それをさらに紐解いていける道筋を、案内してあげてほしいのです。
初めての先生、初めての講座、そういった未知の体験というのは、人にとってストレスでもあります。
あなたがこの講座のあとに、その人にとっての魅力的なオファーを示さないのだとしたら。
たくさんある情報のなかで、あなたのワークショップや講座に興味を持って、そのストレスを乗り越えてくれた人を、途中で放り出すことになります。
再度、情報を探す時間を使わせ、また、新しい導き手に対し、そのストレスを乗り越えることをさせる、って、どのくらいその人の役に立ってますかね?
じゃ、最初からアフターフォローしてくれる人のところに行ったらよかったじゃない?ってことになりませんか?
あなたができることを、できる限り、提供してみてはどうでしょう?
相手がそのオファーを受けるか受けないかは相手にお任せするとして。
これらは、チラシに載せるものではありませんが、そういうものが用意してあるのとないのとでは、お誘いの質が変わってきてしまうのです。
そして、その質の差は、人に伝わり行動を起こさせる、というところにおおいに影響を与えます。
受講した人にどうなってほしいか?
何か伝えたいことがあって、講座をやるわけです。
その、受講者・生徒さん・お客さまが、こうなってほしい、というあなたの願いを書きます。
目的とする変化があったかどうかを何で知るか?
講座を開催するのが目的ではなく、参加者になんらかの変化をもたらすことが目的のはずです。
それが、どのくらい達せられたのか?
それを知り、次回の講座に生かす必要がありますよね。
どうやって知りましょうか。
- アンケートなのか?
- インタビューなのか?
- 次のステップへのお申し込みなのか?
その結果、目的が達成されていなかったら、もともとの講座のテーマや組み立て方を見直す必要も出てくるはずです。
そうやって、講座をよりよく、また発展させていくためのデータを取ることも忘れないでくださいね。
せっかく開催する講座、セミナー、受けてよかった!という声につながるようバージョンアップを重ねていきましょう。
まとめ
満員御礼の秘訣はデザイン前の事前準備にあり!というところ、おわかりいただけたでしょうか?
営業しなくちゃいけないのかー、講座のあともお客さんと付き合わなきゃいけないのかーって、気持ちが落ちちゃった方いますかー?
そういう人はね、中途半端にチラシを作ったりしないように!
作ったけど、本当はもっと人に直接渡したりした方がいいんだよなーと思いながらも気が進まず、そして、もし集客できないとしたら。
あぁやっぱり自分がちゃんとやらなかったせいだ、と思うし、結局チラシを作った時から最後まで、自分にダメ出ししっぱなしになります。
それって、すっごいつまらないと思いませんか?
集客は、難しいもの、できないもの、という役に立たない思い込みを強化するための体験、する必要は絶対にありません。
チラシ以外にもっと他に、あなたに合ったツールがあるから。やり方もあるから。
私は提供できないものかもしれないけど、でも、あなたにぴったりのツールとやり方、絶対ありますから。
もしかしたら、教えようと思っているそのこと自体が、自分の本当の望みにそってないものなのかもしれない、そんな可能性だってあります。
そういう自分に向き合ってあげた結果、講座をやってチラシ作って集客する、というのをやろう!と思えるのならば、ぜひやってください。
ここで「チラシ作らねば!」って頑張るのは絶対ナシよ〜。
この世の中に、しなければいけないことなんて一つもない!
余談だけどね、SNSもそうです。苦手なのを頑張ってやっちゃダメ。
なにもかもすべて、自分の頑張りの足りないせいにしちゃ絶対ダメ!
そもそも、そこまでがんばらないといけないというのがもう、「違う」というサインなのです。
注いだだけの力に見合う効果が出ないんじゃ、もったいない。
疲弊するしね。頑張りでなく、楽しんでできる人はいいんだけどね。
自分にあったツールを見つける、やり方をみつける。うまくいかないところを見つける。
そんなお手伝いもやっております。
お読みいただき、ありがとうございました\(^o^)/
さ、次回はテンプレートに決めた文言を流し込んで、いよいよpages(ページズ)使って、チラシを作りますよっ!